eSOLとサイバートラスト、フィジカルAI時代に向けた日本発SDx開発基盤の共同開発で合意
eSOLとサイバートラストは、ロボットや機械を自律的に制御するフィジカルAI時代の産業・モビリティ・ロボティクス分野に向けたミッションクリティカルな処理が可能な、SDx開発基盤とエンジニアリングサービスの提供を目指し、協業する基本合意書を締結しました。
~リアルタイムOSとLinuxが協調動作するセキュアなミックスド・クリティカル基盤を提供し、フィジカルAIの実装や価値創出を支援~
イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長 CEO兼CTO:権藤 正樹 以下、eSOL)とサイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北村 裕司 以下、サイバートラスト) は、ロボットや機械を自律的に制御するフィジカルAI時代の産業・モビリティ・ロボティクス分野に向けたミッションクリティカルな処理が可能な、SDx開発基盤[*1]とエンジニアリングサービスの提供を目指し、協業する基本合意書を締結しました。
本協業では、ソフトウェアベンダーとして両社が長年培ってきた組込みOS・リアルタイム制御やミドルウェアなどのプラットフォーム技術・セキュリティの知見を活かし、セキュアで安定したOS基盤とカスタム開発を行うエンジニアリングサービスを組み合わせて、デバイスレイヤーからアプリケーションレイヤー、セキュリティ・保守までカバーする日本発フルスタックのSDx開発基盤を共同開発し、製品サービスとして提供します。これにより、製品開発企業に向けて、欧州サイバーレジリエンス法(CRA)[*2]やIEC 62443[*3]シリーズなどの国際セキュリティ基準への対応負荷を軽減し、フィジカルAIの実装や価値創出に注力できるよう支援します。
【背景】 近年、産業機器・モビリティ・ロボティクスを中心に、AI をリアル空間でリアルタイムに活用する「フィジカルAI」へのニーズが急速に高まっています。フィジカルAIは、“高度なリアルタイム制御処理や省電力コントロール”と“高度な情報処理、セキュアな高速通信やエッジAI処理”などミッションクリティカルかつ複合的処理を行う「フィジカル・インテリジェント・システム」が求められます。この実装はこれまでの単体のOSだけでは実現できず、1つのSoC上に異なるプロセッサが混在するヘテロジニアスな環境でリアルタイム制御(リアルタイムOS)とLinux ベースのAI・ネットワーク機能を安全かつセキュアに統合して実行することが不可欠となってきています。
(経済産業省「AI・半導体WG 事務局説明資料」(2026年2月)を基にサイバートラストで作図)
本協業では、eSOLが提供する次世代SDx開発基盤の主軸となるスケーラブルリアルタイムOS「eMCOS®」の高度なリアルタイム性・マルチカーネルアーキテクチャ・機能安全技術や、サイバートラストが提供するIoT・組込み機器向け Linux OS「EMLinux」の長期サポート、セキュリティ更新基盤、Linux エコシステムの活用力といった、両社の強みと知見を組み合わせることで、仮想環境においてリアルタイムOSとLinuxが共存するミックスド・クリティカル環境を共同開発します。これにより複雑化するソフトウェア構成やセキュリティ対応の負荷を抑えながら、リアルタイム制御や機能安全が求められる処理と、AI・ネットワーク・データ処理などLinuxを活用した高度な情報処理を1つの基盤上で統合でき、フィジカルAIを活用した高付加価値製品・サービスの早期実用化を図ることができます。このSDx開発基盤は、2026年度内を目標に提供開始予定で、2026年7月17日(金)に品川で開催される「eSOL Technology Forum 2026」および2026年7月23日(木)より開催される「EdgeTech+ West 2026」のサイバートラストブースでもデモ展示を行う予定です。
また、昨今の国際的な経済環境のリスクに対応するため、 技術的自律性、供給継続性、長期保守性を高め、製品開発企業のセキュアで持続可能なソフトウェア開発を支援します。
両社は今後、共同検証・技術仕様策定・共同提案・エコシステム形成を進め、「フィジカルAI時代に向けたSDx開発基盤」を広く展開してまいります。本取り組みにより、自動車、ロボティクス、産業コントローラーなどの分野においてフィジカルAIを搭載した付加価値製品の早期市場投入や競争力強化を支援します。
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*[1] SDx開発基盤とは:「SDx(Software Defined everything / ソフトウェア定義)」は、ハードウェア中心のモノづくりからソフトウェア主導の価値創造へ移行する次世代のシステム開発の概念を指し、OS技術を中核に、仮想化技術を用いてハードウェアとソフトウェアを分離し、ITインフラや自動車などのハードウェア機能を、ソフトウェア主導で柔軟に定義・制御・開発するためのプラットフォームです。自動車(SDV)からロボット制御まで幅広い領域で採用が予測され、開発の迅速化や運用効率の向上をもたらします。
*[2] 欧州サイバーレジリエンス法(CRA)とは:2024年に発効した、デジタル製品(ハード・ソフト)の安全性を確保するためのEUの規制。
*[3] IEC 62443とは:国際電気標準会議(IEC)が策定した、産業オートメーション・制御システム(IACS)向けのサイバーセキュリティ国際規格。
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サイバートラスト株式会社について
サイバートラストは、日本初の商用電子認証局として2000年より提供している認証・セキュリティの技術を活用したトラストサービスと、Linuxのカーネル技術やオープンソースソフトウェア(OSS)の知見を応用したオンプレミス、クラウド、組込み領域向けのプラットフォームサービスを展開しています。また、これらの技術や実績を組み合わせ、IoTをはじめとする先端分野に向けて、「ヒト・モノ・コト」の正しさを証明し、お客様のサービスの信頼性を支えるサービスを推進しています。
「すべてのヒト、モノ、コトに信頼を」。サイバートラストは、ITインフラに関わる専門性・中立性の高い技術で、安心・安全な社会を実現します。
eSOLについて
eSOLは、革新的なコンピュータテクノロジーによって世界の人々のためのサイバーフィジカル社会を実現するワールドクラスのフルスタックエンジニアリング企業です。 eSOL独自のマルチカーネルテクノロジー(特許取得)によって開発されたeMCOS®リアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)を中核とし、プラットフォーム、OS、アプリケーションの各層と、ツールチェーン、プロセスまでをトータルに提供する”Full Stack Engineering”でお客様のソフトウェア開発を支援します。eSOLの技術および高性能でスケーラブルなソフトウェアプラットフォーム製品と優れたプロフェッショナルサービスは、厳格な品質、安全性、セキュリティ基準が求められる車載システムをはじめ、FA、人工衛星、医療機器およびデジタル家電を含むあらゆる組込みアプリケーションの分野において世界中で採用されています。最先端の自社製品の研究・開発や、主要メーカーや大学機関との共同研究に加え、AUTOSAR、Autoware、マルチ・メニーコア技術の標準化活動を積極的に進めています。2025年5月に創業50周年をむかえ、東京証券取引所スタンダード市場に上場しています。(証券コード:4420)
イーソル株式会社 会社情報:https://www.esol.co.jp
* 本リリースに記載されている会社名、製品名、サービス名は、当社または各社、各団体の商標もしくは登録商標です。
■ 本リリースのURL
https://www.cybertrust.co.jp/pressrelease/2026/0710-esol-sdx.html
https://www.esol.co.jp/press/press_864.html
■ 本リリースに関するお問い合わせ先
サイバートラスト株式会社
広報担当:椎名・加藤
メール:press@cybertrust.co.jp
イーソル株式会社
コーポレートコミュニケーション室
メール:media@esol.co.jp
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添付画像・資料
企業情報
| 企業名 | イーソル株式会社 |
|---|---|
| 代表者名 | 権藤 正樹 |
| 業種 | コンピュータ・通信機器 |
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