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COW(カーボン・オフセット・WEBサービス)を提供開始、ペンシルが独自研究ノウハウによってグリーンITの推進を支援

研究開発型ウェブコンサルティング事業を展開する株式会社ペンシル(本社:福岡市中央区、代表取締役社長CEO:倉橋美佳、以下:ペンシル)は、国連総会が地球環境について考える日に制定している4月22日「アースデイ」に合わせ、独自研究ノウハウによってグリーンITの推進を支援する「COW(カーボン・オフセット・WEBサービス)」の提供を開始しました。自社サイトで行ったカーボン・オフセット研究の結果として、年間で120kg=杉の木 13本分に相当する二酸化炭素排出量の削減に成功しました。対策前のサイトと比較して削減率は最大68.8%となります。

サービス提供の背景

1)情報化社会によって加速する地球温暖化
ITの利活用が急速に進む中、それに伴う消費電力の急増と地球温暖化の加速が社会課題となっています。日本においては、情報化社会が進展し始めた2016年に比べると、消費電力は2030年には30倍以上、2050年には4,000倍に達すると予想されています。世界的な傾向も同様です。(添付図①、参照※1)

 

また、2030年の日本の総発電電力量は934TWh程と予測されており(※2)、IT関連の消費電力が総発電量を上回る可能性も示唆されています。IT関連消費電力の地球温暖化への影響度は非常に高くなっており、対策の重要度が高まっているのが現状です。

 

※1:総務省「令和4年版 情報通信白書」
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/r04.html
https://www.jst.go.jp/lcs/pdf/fy2018-pp-15-gaiyou.pdf

 

※2:経済産業省「2030年度におけるエネルギー需給の見通し」
https://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/opinion/data/03.pdf

2)温室効果ガス削減におけるカーボン・オフセットの重要性

カーボン・オフセットとは、経済活動を行う上でどうしても排出される温室効果ガスについて、排出に見合う削減活動に投資することで、排出される温室効果ガスを埋め合わせることです。

今後は、CO2の排出量に応じて課税される炭素税の導入が日本でも議論されており、将来的な企業のコスト増大につながる可能性があるため、今のうちから取り組む必要があります。

森林が吸収するCO2量の買い取り(カーボンクレジット)、地球温暖化防止活動への資金提供などの方法が広く知られていますが、自社の排出量を自社の取り組み(省エネ化や、再生可能エネルギーへの転換)でもオフセットすることができ、組織成長と社会課題の解決を両立させる方法でカーボン・オフセットを進めることが可能です。

 

こうした背景をふまえ、ペンシルはインターネットの力で環境問題を革新することができないかと考え、長年にわたって研究開発を続けてきたWEBの領域で、企業成長もカーボン・オフセットも支援できる取り組みができないかと考えました。

 

WEBでできるカーボン・オフセット対策を研究

二酸化炭素排出量の削減に成功!年間で120kg=杉の木 13本分に相当

 

ペンシルは自社のWEBサイトを用いてカーボン・オフセット対策を行い、電力消費量を測る研究を行っています。

 

ペンシルのWEBサイトに対して、カーボン・オフセット対策を行ったことで、二酸化炭素排出量の削減に成功しました。対策前のサイトと比較して、削減量は年間で120kg(九州電力株式会社のCO2排出係数:0.299kg-CO2/kWhで計算)=杉の木 13本分に相当し、削減率は最大68.8%となっています。(添付図②

 

こうした研究をもとに生まれたのが、新サービス「COW」です。

ペンシルが提供する「COW(カーボン・オフセット・WEBサービス)」とは

「カーボン・オフセットなWEBサイトになっているか?」を分析・把握し、ペンシルの研究ノウハウを使って改善を行い、サステナブルなWEBサイトの実現を支援するのが「COW(カーボン・オフセット・WEBサービス)」です。

 

COWサービスで行うこと
COWのカーボン・オフセット対策における計測・分析、提案、改善は「サーバー環境」「通信」「レンダリング」の3つの観点で行います。

 

COWサービスの流れ

下記のような流れで進めてまいります。

ヒアリング 企業の環境基本方針、CO2削減目標、サイト環境などについて具体的にヒアリングさせていただきます。
計測・データ取得設計 現状のサーバー環境・サイト構造を確認し、計測やデータ取得の方法を設計します。
計測調査・分析 現状のサイトの消費電力量をデータ転送量から算出し、 CO2排出量をスコアリングします。
研究成果を踏まえた具体的提案 ペンシルの研究ノウハウを元に施策をご提案します。
実行・検証 ご提案した施策を実行/実装し効果検証を行い、 高速PDCA 軌道修正をかけて成功に導いていきます。
CO2削減レポート作成支援 官公庁への報告レポートの作成支援も行います。
COW認定マークの発行 カーボン・オフセット対策の成果・目標達成率・削減量などの指標に応じて、広報活動などにご活用いただけるCOW認定マークを発行します。

今後の展望

ペンシルは、九州のインターネット企業ではじめて、2019年に「SDGs宣言」を、2022年に「環境基本方針」を発表し、テクノロジーの力で企業や社会の持続可能性を高めるための取り組みを進めてまいりました。

 

そしてこのたび、自社の取り組みや研究開発の中で生まれた成果をもとに、サステナブルなアクションをより伝播させていきたいという思いのもと、社会課題解決に向けたサービス展開の第1弾として「COW(カーボン・オフセット・WEBサービス)」のリリースに至りました。

 

今後、AI活用やDXによって、さらにIT関連の消費電力と環境負荷は大きくなると予測される中、COWサービスを多くのお客様へ提供することで、ITの環境への影響を社会全体で軽減するとともに、より豊かさに繋がるITやWEBのあり方を啓蒙していく所存です。

これからも、インターネットの力で世界のビジネスを革新する企業として、研究開発や取り組みを一層進化させながら、テクノロジーの力で社会課題の解決に向けた挑戦を続け、持続可能な企業・社会づくりを牽引してまいります。

 

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ペンシルのサステナビリティ
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企業情報

企業名 株式会社ペンシル
代表者名 倉橋 美佳
業種 ネットサービス

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