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災害・非常時に事業者と利用者が繋がる仕組み。医療・福祉・介護業界向けの実効性の高い事業継続(BCP)をクラウドでサポート

アイパブリッシング株式会社(所在地:石川県金沢市、代表取締役:福島 健一郎、以下 アイパブリッシング)は、高知県公立大学法人高知県立大学(所在地:高知県高知市、学長:甲田 茂樹、以下 高知県立大学)との共同開発により、2024年4月からの事業継続計画(以下、BCP)策定義務化に向け、BCP策定の自動化と災害や非常時の際に事業者と利用者が繋がるクラウドサービス「K-DiPS BCP(ケーディップス ビーシーピー)」を保健医療福祉介護事業者向けに7月18日に正式リリースしました。

■「K-DiPS BCP」サービス概要

災害時や非常時において迅速に事業継続再開を目指すための医療・福祉・介護事業所の実情に合わせた実効性の高いBCP対策・運用をサポートするクラウドサービスです。
公式サイト:https://k-dips.jp/bcp
本システムは、以下5つの特徴があります。

 

① BCP策定の自動化:

専門知識を持たずに事業所の実情に合わせたBCP策定を迅速に自動化が可能です。

② どこでも要支援者の安否確認が可能:
リアルタイムで利用者の位置情報の把握と安否確認を行えます。

③ 紙でもデータでも出力・保管が可能:
 BCPの情報を紙やデータで柔軟に管理できます。

④ 低コストでの運用が実現:
 BCP策定の外部委託にかかる高額なコストを削減できます。

⑤ 平常時、非常時にいつでも利用者と繋がる連絡帳機能:
 事業者と利用者のコミュニケーションをスムーズに行えます。

 

「K-DiPS BCP」は、自身の医療情報を記録できる無料アプリ「K-DiPS Solo(https://k-dips.jp/)」(2020年にリリース)と連携しています。災害時や非常時において、利用者と事業者がリアルタイムでつながる仕組みが提供されているため、安否確認機能やSOS機能を活用することが可能です。利用者は自身の医療情報を開示することで、迅速かつ適切なケアを受けることができます。事業者は、利用者の安否確認やSOS受信に迅速に対応し、職員同士で適切な行動を瞬時に判断することができます。

 

 

2023年6月中旬より、高知中央訪問看護、あおぞら診療所高知潮江、NPO法人みらい予想図、熊本大学医ケア児支援センター、にじいろキッズライフによる先行利用を開始し、7月18日に正式リリースいたしました。今後は、モデル地区を募集し、医療的ケア児・者だけでなく、要支援・要介護や一般高齢者等にも対象を拡大して、地区全体の自助・共助体制、危機管理能力の向上に向けて開発を加速させます。

 

■K-DiPS BCP開発の背景(1/2):災害弱者が非常時に取り残されない社会を目指して

共同開発者である災害看護学、在宅看護学を専門とする高知県立大学の中井寿雄 准教授が、ケアマネージャー時代に直面した人工呼吸ユーザーの停電による危機を経験したことがきっかけで、災害弱者が非常時に取り残されない社会を目指す研究および開発が始まりました。
2040年までに起こりえるとされている想定災害「南海トラフ地震」「首都直下型地震」と向き合うために、当事者が参画し、担当の医療専門職と一緒に災害対策をオンラインとオフラインの両面で備える必要があると考えています。

■K-DiPS BCP開発の背景(2/2):2024年4月BCP策定義務化による課題

BCP策定が義務化されることで、各事業所はBCPの策定に取り組む必要が生じます。しかし、多くの事業所ではBCP策定に関する専門知識が不足しており、時間や費用の面での課題も抱えています。「策定意向あり」においては3年連続で5割を下回るなど、BCP策定の進捗率は低水準で推移している現状です。

 

 

K-DiPS BCPは、事業者がスキルやノウハウ、人材不足に左右されずに事業所の実情に合わせたBCP策定を自動化し、非常時の際に確実な事業継続がおこなえる仕組みをオンラインでもオフラインでも提供できるサービスを目指して開発を進めてまいりました。今後もK-DiPS BCP / Solo を通じて、災害時や非常時において誰も取り残されることのない社会に貢献して行けますと幸いです。
 

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■ 高知県立大学看護学部の中井寿雄准教授プロフィール

地域の災害時要支援者が災害対策に参画し、テクノロジーを活用することで災害時の危機管理・備蓄に資するシステムを開発しています。2022年以降、地域への実装フェーズに入っており、当事者や専門職、協力企業のみなさんと連携して取り組んでいます。

研究テーマ:
・医療的ケア児・者が専門職と一緒に災害に備えることができるアプリケーションソフトの開発

・医療的ケア児・者情報に基づいた備蓄管理システムの開発

・GISを用いた被災リスク・避難経路評価
 

■ アイパブリッシング株式会社について

アイパブリッシング株式会社は、2011年に石川県金沢市で株式会社として設立。
「社会課題をテクノロジーで解決する」をミッションに掲げ、事業を展開しています。取り組む課題の分野は、観光、食/農業、交通/移動、まちづくり、防災、医療・福祉など。そして、オープンデータ、シビックテック、GovTech、オープンガバメント等の領域をキーワードに、市民参画を促しながら、より良い社会にすべくテクノロジーによる課題解決を進めています。



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企業情報

企業名 アイパブリッシング株式会社
代表者名 福島健一郎
業種 ネットサービス

コラム

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