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内々定保有約8割。性別による就職格差「女性有利に感じる事が多かった」昨対比増<2024年卒ブンナビ学生調査(2023年5月)>

◆内々定保有、約8割。昨対比大幅増◆目立つ大手志向。就職先へのこだわり「知名度」昨対比大幅増◆性別による就活格差「女性のほうが有利と感じることが多かった」昨対比増◆キャリアセンターの利用状況「利用したことがない」3人に1人超え◆志望動機に影響のでる企業の不祥事「内定取り消し」「働くにあたり直結するもの」はいずれも高い値に

株式会社文化放送キャリアパートナーズ(本社:東京都港区、社長:平田眞人)は、2024年卒業予定の学生を対象とした「2024年卒ブンナビ学生調査(2023年5月実施)」の調査結果を発表しました。5/1-5/15で、243件の回答を得ました。概要は以下の通りです。

 

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■内々定保有、約8割。昨対比大幅増

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「これまでもらった内々定の数はいくつか」に対し、「1社以上」78.6%(前回比+12.7pt)と、8割近く。昨対比でも+14.9ptと大幅増。「現在の就活状況」について「活動終了」は36.6%(前回比+5.0pt)で昨対比+3.2pt
一方で、「現在の内定先に不満はないが、就職活動を続ける」30.0%(前回比+5.0pt)が、昨対比+11.0ptと大幅増加。

▼これまでもらった内々定の数を教えてください。(択一)

【-14.9↓】21.4%:0社
【 +5.7↑】29.6%:1社
【 +4.7↑】22.6%:2社
【 +5.0↑】12.3%:3社
【 -3.2↓】   4.9%:4社
【+ 2.7↑】  9.1%:5社以上
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【 +0.3↑】   平均:1.8社 
※【】内は昨対比

▼現在の就職活動状況を教えてください。(択一)

【-11.9↓】 24.7%:まだ内定をもらっていないので、就職活動継続
【  -2.3↓】   8.6%:現在の内定先は不満なので、就職活動を続ける
【+11.0↑】30.0%:現在の内定先に不満は無いが、就職活動を続ける
【 +3.2↑】 36.6%:就職活動終了した
※【】内は昨対比

 

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■目立つ大手志向。就職先へのこだわり「知名度」昨対比大幅増

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就職先にこだわることとして、「知名度の高さ」「業種」「企業規模」が昨対比で増加。特に「知名度の高さ」は昨対比+9.4ptと大幅増。「第一志望群の企業の知名度」は、「大企業・有名企業」55.6%(前回比+0.1pt)で、昨対比+13.3ptと大幅増。
また、「第一志望群になったきっかけ」について、「インターン参加」25.5%(前回比+1.4pt)、「就活前からの憧れの企業」12.8%(前回比+5.7pt)
それぞれ昨対比+5.4pt・+5.7ptと増加。

▼あなたが就職先に対してこだわる事をすべて選んでください。(複数選択)

【+4.7↑】 64.2% : 業種
【-4.4↓】   57.2% : 職種
【-3.1↓】   56.8% : 給与
【-7.2↓】   40.3% : 土日祝日が休み
【+5.5↑】 38.3% : 企業規模
【+9.4↑】 33.3% : 知名度が高い
【-5.0↓】   26.3% : 残業が少ない
【-4.5↓】   22.6% : 勤務地が限られている
【+1.6↑】  18.5% : 大学で学んだことを活かせる
【-5.8↓】   18.1% : 女性が活躍している
【-0.1↓】   14.0% : 海外で活躍できる
【-4.0↓】     9.1% : 転職、独立に有利な仕事
【-1.0↓】     4.9% : 語学力を活かせる
【-2.0↓】     3.3% : CSR活動に積極的
【+0.1↑】    0.8% : こだわる事はない
※【】内は昨対比

▼第一志望群の企業について質問です。その企業の「知名度」に最も当てはまるものを1つだけ選んでください。(択一)

【+13.3↑】55.6%:大企業・有名企業
【   -1.7↓】 19.8%:準大手企業・やや有名企業
【   -0.8↓】 14.0%:中堅企業・中小企業
【   -5.6↓】   0.4%:ベンチャー企業・異色企業
【   -6.6↓】   3.3%:企業次第なのでどちらともいえない
【   +1.4↑】  7.0%:第一志望がまだ絞り込めていない
※【】内は昨対比

▼第一志望群の企業について質問です。その企業が第一志望群になった「きっかけ」を教えてください。複数理由がある方は最も当てはまるものを1つだけ選んでください。(択一)

【+1.0↑】 11.9%:大学入学前からの憧れの企業
【+5.7↑】12.8%:就職活動前(大学入学後)からの憧れの企業
【+5.4↑】25.5%:インターンシップに参加して
【-0.4↓】    2.1%:学内に企業の人が来たことから
【-4.4↓】  10.7%:就職ナビなどで企業研究をした結果
【-3.4↓】    3.3%:合同セミナーで企業の人から話を聞いて
【+0.6↑】   1.6%:エントリー後に企業から届いた情報

                               (パンフレット、メルマガ等)を見て
【-5.2↓】 22.2%:会社説明会に参加して
【+0.7↑】  9.9%:第一志望がまだ絞り込めていない
※【】内は昨対比

 

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■性別による就活格差
「女性のほうが有利と感じることが多かった」昨対比増

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「性別によって、就活で有利/不利を感じることはあったか」について、「違いを感じたことはない」が最も多い一方、10人に1人が「女性のほうが有利と感じることが多かった」で、昨対比+3.8ptで唯一増加。

▼性別によって、就職活動で有利不利を感じる事はありましたか。(択一) 

【-1.1↓】   9.5%:男性の方が有利と感じる事が多かった
【+3.8↑】 9.5%:女性の方が有利と感じる事が多かった
【-1.4↓】 29.2%:違いはあると感じた事はあるが、どちらが有利不利とはいえない
【-1.3↓】51.9%:違いを感じた事は無かった
※【】内は昨対比

▼上記のように感じた理由、出来事があれば教えてください。(自由記述)

《理由・そう感じた出来事》

・仕事の内容で力仕事が多い職種だと差を感じた。

・女性採用枠があることを、座談会の際社員に明言された

・やはりキャリアの上で女性の方が少し収入が低いなど
・ある大手企業で、女子学生にばかりリクルーターがついているケースが散見されたため
・一部職種におけるアファーマティブ・アクションが行われていると思われるデータが開示されていた事。

・男女平等という名の女性優位を感じた
・理系女子のための座談会が多数開催されていたから
・企業の女性に対する積極採用が多いと感じた
・営業は男の人が有利だと感じる。
・機械系のメーカー企業では女性の志望数が少ない為、母数の多い男性には不利になると感じた。

 

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■キャリアセンターの利用状況
「利用したことがない」3人に1人超え

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「就職課(キャリアセンター)を利用しているか」について、「利用したことがない」37.9%、「5回未満」44.4%となった。

▼皆さんが所属する大学の就職支援に関する質問です。就職課(またはキャリアセンター)を利用していますか。(択一)

【+0.8↑】17.7%:頻繁に利用している(5回以上) 
【-2.4↓】 44.4%:利用した事がある(5回未満) 
【+1.6↑】37.9%:利用した事がない 
※【】内は昨対比

▼上記の理由を教えてください。(自由記述)

《利用している理由》
・面接のフィードバックをもらいたいから

・手軽に面接対策ができたため利用した
・面接練習をしてもらった

・大学内での企業説明会を申し込めるから。
・無料で就活に関する相談ができるから

・たくさんの例を見てきてとても参考になる意見が聞けそうだから。
・ESの添削や面接対策は就職課のほうが詳しいし、的確なアドバイスをくれるので役に立っているから
・オンライン面接用のブースがあったから

・さまざまな人の意見を聞きたいため
・OB検索に利用した
・一番身近だから
・その大学のレベルに適した助言をいただけると思ったから。

 

《利用していない理由》
・大した支援を行っているイメージがないから利用しなかった

・システムがよくわからない
・どのような支援が受けられるのかわからなかった。また、就活エージェントで事足りてしまったため
・就職課を利用するより、ゼミの先輩方などに相談した方が手っ取り早い

・学校に行くのがめんどうだから。
・大学に行かずとも、オンライン上で手軽にOBOG訪問の依頼をし、完了させることができるため

・量産型な就活生になってしまうと思ったから
・面談予約がいつも埋まっていて取れず、使い物にならないから
・学生への対応が悪い。また、書類添削などは結局、ネットで情報を集める方がためになったため
・担当者を指定できず、回によって対応の質に差があったため。

・インターンシップに自ら参加したりすることでその企業の先輩方と繋がれたりできているから
 

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■志望動機に影響のでる企業の不祥事
「内定取り消し」「働くにあたり直結するもの」はいずれも高い値に

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「企業の不祥事・違反・マイナスのニュースで、志望度に影響の出るもの」について、いずれも昨対比減となったものの、「給与・残業代未払い」「内定取り消し」「長時間労働」は64.6%・60.9%・62.1%と、未だ6割超え。

▼企業の不祥事・違反・マイナスのニュースで、志望度に影響の出るものはどれですか。(複数選択)

【-9.3↓】 64.6% : 給与・残業代未払い
【-9.3↓】 62.1% : 内定取り消し
【-4.2↓】 60.9% : 長時間労働
【-5.3↓】  58.4% : パワハラ
【-7.5↓】  50.2% : セクハラ
【-0.6↓】  42.0% : 偽装・データの改ざん
【-3.9↓】  39.1% : 個人情報の流出
【-4.2↓】  34.6% : 金銭・横領系
【-9.2↓】  33.7% : 役員の公序良俗に反する行為
【-6.5↓】  33.3% : 不正会計・脱税
【-4.9↓】  31.7% : 従業員の公序良俗に反する行為
【-2.9↓】  26.3% : 商品・サービスの管理体制
【-2.7↓】  20.6% : サイバー攻撃被害・ハッキング被害
【+0.9↑】   4.1% : 志望度に影響が出ることはない
【-0.4↓】    0.0% : その他
※【】内は昨対比

▼上記の理由を教えてください。(自由記述)

《影響が出る理由》

・企業の今後の信頼度や業績に関わるから。

・しっかりと給料をもらいながら、ワークライフバランスを重視して働きたいから
・特に内定取り消しに関しては、今年も同じようなことが起きる可能性があるのではないかと不安になってしまうから

・信用できない。自分が加担する側になりたくない。
・コロナ禍の際に、内定取り消しを卒業直前に行ってニュースになった企業があり、戦慄した。SNSが普及した今日で、コンプラ意識が低い会社は嫌だと感じる

・少なからずマイナスなことがあるということは、実際問題があり、それを防ぐことに対する誠意を持った社員も少ないため
・会社名と自分の価値は連動するから
・自身が働く身として、他の人に企業名を伝えた時に悪い印象を持たれたくない
・ニュースと言うよりは、企業の悪い話がネットに載っていると、やる気が無くなる

 

《影響が出ない理由》

・企業がその一件で潰れることや給与改定などには響かないと考えているため

・ホワイト企業だから
・大手を見ていたので、そこの点は大丈夫かなと思っていたため
 


その他詳細については、 添付のPDFをご覧ください。 
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トピックス以外の調査結果をご覧になりたい方は、
https://www.careerpartners.co.jp/type_laboratory_news/enquete/でご確認いただくか
弊社ホームページより資料請求ください。

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■2024年卒ブンナビ学生アンケート調査概要
調査名 :2023年5月アンケート
調査対象 :2024年春就職希望の「ブンナビ」会員大学生・大学院生
調査期間 :開始:2023/5/1 ~ 終了:2023/5/15
調査方法 :Webアンケート
有効回答数:243件

■本件に関するお問い合わせ先
企業名:株式会社文化放送キャリアパートナーズ
担当者:高野
Email:sjk@careerpartners.co.jp
URL:https://www.careerpartners.co.jp/contact/



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企業情報

企業名 株式会社文化放送キャリアパートナーズ
代表者名 平田眞人
業種 ビジネス・人事サービス

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