広告や投稿・シェア閲覧からの購入率１位は「TikTok」【ソーシャルメディア利用実態調査】

はじめに

アイブリッジ株式会社は、15歳以上の男女を対象に、「ソーシャルメディア利用実態調査－商品・サービスの購入経験は？－」を実施いたしました。回収期間は2023年3月22日（水）、回答数は1,000サンプルです。

現在、ソーシャルメディアにおいて、広告媒体、情報拡散をはじめとした販売促進ツールとしての機能が、より重視されるようになっています。ソーシャルメディアユーザーの利用実態を明らかにしながら、企業の広告表示に対する意識と、広告閲覧および投稿・シェア閲覧による購買経験の実態を把握するために調査をおこないました。

「LINE」「YouTube」利用者は7割！

現在、利用しているソーシャルメディアを聞いたところ、最も多く使われているのは「LINE」で76.0％でした。「YouTube」が69.6％で続き、3番目に高い「Twitter」（47.5％）を22ポイント上回っていました。この2メディアの利用率がほぼ7割と目立って高いことが見て取れます。

また、「Twitter」（47.5％）から13ポイントの差で「Instagram」（34.5％）が続き、以下、「Facebook」（24.8％）、「ニコニコ動画」（14.1％）、「TikTok」（12.6％）、「Pinterest」（6.5％）、「Snapchat」（1.2％）と、ソーシャルメディアによって、利用率に大きな開きがある結果でした。

「見る専」が多数？SNSの利用理由「情報発信」は1割

ソーシャルメディアを利用している理由を聞いたところ、「友人・知人・家族とのつながり」が42.8%と最も高く、2番目に高い「趣味などの情報収集」（41.0％）とともに4割超でした。

一方、自らの情報発信、仕事関係の情報収集・発信は1割前後と少なく、「見るだけで発信しない」いわゆる「見る専」が多数派を占めていることがうかがえます。

広告閲覧、投稿・シェア閲覧による購入率１位は「TikTok」

ソーシャルメディアの広告を見て、商品・サービスを購入したことがあるかを聞いたところ、商品・サービスの購入経験者では、「TikTok」（22.9％）が最も高く、「ニコニコ動画」（21.5％）が続く結果でした。

また、ソーシャルメディアの投稿・シェアを見て、商品・サービスを購入したことがあるかを聞いたところ、「TikTok」（25.3％）が最も高く、広告では2番目に高かった「ニコニコ動画」（17.2％）は5番目と、順位に変化がありました。

上記の通り、広告閲覧、投稿・シェア閲覧を問わず、最も購入につながりやすいソーシャルメディアは「TikTok」でした。インフルエンサーマーケティングに最も適していることが推察できますが、利用率が低いことがデメリットのため、今後の動向が期待されます。

一方、広告閲覧、投稿・シェア閲覧を問わず、最も購入につながりにくいソーシャルメディアは「LINE」でした。但し利用率は高く、クーポン配布など販促に特化したツールとして広く活用されているので、それぞれのSNSによって有効な施策が異なるということが見て取れます。

※グラフ画像は、上部が広告閲覧による購入経験、下部が投稿・シェア閲覧による購入経験の回答結果です。

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