マグネシウム市場:汚染レベルの規制強化により、自動車部門がマグネシウム合金に注目 一方でピジョンプロセス生産方法に環境汚染面の課題

株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「金属マグネシウム:2029年までの展望 (第13版)」 (Roskill Information Services) の販売を9月8日より開始いたしました。

今後10年間のマグネシウムの消費量は、CAGR 5%超の増加が予測されていますが、成長のペースにはかなりの地域差があります。中国はROWよりもはるかに高い増加率を経験すると考えられます。需要のパターンも最終用途市場によってかなり大きく異なり、鉄鋼の脱硫など従来の用途に比べ、合金やチタン用途で強い成長を示しています。

 

環境要因はマグネシウムの将来の需要と供給に影響を与える上で大きな役割を果たすと推測されます。汚染レベルの規制の強化により、マグネシウム合金とマグネシウムを含むアルミニウム合金の市場である自動車部門が注目を集めています。自動車の軽量化、ひいては排出ガスの削減に向けた動きは、これらの合金の需要を拡大させることになります。例えば中国では、自動車1台あたりのマグネシウム含有量を2017年の8.6kgから2030年までに45kgに引き上げる計画があります。

 

同時に、マグネシウムの生産方法が大きく変わる可能性も高まっています。1990年代初頭までは、電解プロセスによる生産が市場を独占していました。中国での生産が急成長した結果、熱プロセス、特にピジョンプロセスが大幅な市場シェアを獲得しました。現在では、おそらく世界の供給量の80%以上がピジョンプロセスによるもので、中国の生産量の大半を占めています。ピジョンプロセスは比較的低コストですが、代替方法に比べて汚染度が高いなどのデメリットもあります。

 

中国では厳格な環境規制により、ピジョンプロセスを使用している一部の工場が閉鎖されており、今後も閉鎖される可能性があります。しかし、余剰生産能力を考えると、市場が当面赤字に転じる可能性は低いと思われます。この間に代替プロセスの台頭が期待されています。

 

AMI社は、2020年中にカナダのケベック州で工場の建設を開始し、2021年から本格的な生産を開始すると報告しています。約4億5100万米ドルのプロジェクトでは、最初の生産量は11.7ktpyであり、その後50ktpyまで増産する予定です。このプラントは、ケベック州の廃アスベスト採掘事業から出る鉱滓を処理します。この処理には特許を取得した電解プロセスと水力発電を使用しています。このプロジェクトには、Sustainable Technology Development Canada(持続可能な技術開発カナダ)を通じてカナダ政府が約900万米ドルを投資し、2019年12月には日本の丸紅がさらに約1,260万米ドルを投資しています。

 

これら2つのプロジェクトを合わせると、世界市場の10%近くに相当する計算になります。これは、従来のプロセスから「より環境に優しい」マグネシウム利用へ移行する試金石となる可能性があります。

 

【 当レポートの詳細目次 】

https://www.gii.co.jp/report/ros930105-magnesium-metal.html

 

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