緊急事態宣言後、初の演劇公演再開が5月24日新宿シアターブラッツにて決定。クーチ「EbbingHouse2020」が完全無観客配信公演を開催。
コロナウイルスによって発令された緊急事態宣言後、初の演劇公演再開が2020年5月24日に新宿シアターブラッツにて行われることが決定しました。エンターテイメント団体クーチが、この状況下だからこそと企画したチャリティー公演「EbbingHouse2020-ボクたちだけではない彼方へ-」は、完全無観客配信にて公演を開催することを決定。無観客だからこその複数台によるカメラワーク・そして映像をふんだんに用いた演出を試みる本作は、新しい演劇公演配信の形を提案します。それは「まるで生でみるような配信演劇」であり「ライブで紡がれてゆく映画作品」のようなものでもあります。本作品はチャリティー公演となっており、公演における収益は全額、今助けるべき人たちへ寄付されるよう、チケット購入したお客様それぞれが寄付先を選択することができます。さらに作品はコロナ感染者1万5千人の方々に無償提供されます。
■こんな時代だからこそ、エンターテイメントは必ずあなたに寄り添う。
昨年より中国武漢にて発生した新型コロナウイルスは、世界中を巻き込んだパンデミックとなり、現在世界は未曾有の危機に瀕しながら日々感染収束との戦いを続けています。
その事により音楽・演劇・お笑い・スポーツ・その他娯楽イベント・果ては映画館まで、大規模から小規模なものまで、様々な団体が公演中止の決断をすることとなりました。
しかし、エンターテイメントによって日々の活力を得ている人たちがこの世の中には存在します。その人たちにとって、エンターテイメントは愛する人からのぬくもり、美味しい食事や水、穏やかな睡眠、当たり前のように手に入れられる空気などとなんら変わらないはず。だからこそ勇気と知恵を振り絞り、この緊急事態宣言の中でも作品を作り届ける術はないかと試行錯誤を重ねました。様々な状況下を想定しながら配信公演の準備を進め、中止や延期をしない形で劇場シアターブラッツとギリギリまで交渉・相談を重ねました。
■国・東京都の自粛要件をクリアする製作形態
配信公演は完全無観客で行い、さらに劇場に入る関係者の人数も最小限(キャスト・スタッフ含め15人以下)にする事により、国・東京都の要請する3密の回避及び徹底したソーシャルディスタンス(楽屋も含む)の実現、配信公演を行うことが可能であると団体・劇場ともに判断いたしました。さらに、劇場入り関係者の毎日の検温(37.2度以上の関係者は劇場入り禁止)、本番配信以外でのマスク着用の義務化、東京都の要請する10時~20時での活動も徹底いたします。本作品はA・Bダブルキャストの形をとっておりますが、AとBの活動を完全に分ける形でスケジュールを組み、遠隔稽古以外にA・Bキャストが同様の場所に揃うこともないようにしました。
もちろん5/15より行われるスタジオ稽古でも同様の条件を適用し、稽古します。稽古や劇場への移動の際に公共交通機関を使用するキャスト・スタッフに関しては、3密状態になりかねない時間帯の移動に関しては公共交通機関使用時間を遅らせ、3密状態回避の徹底をすることも決定しました。
主宰ビー・クワイエットは超短期間での公演配信製作について「俳優・女優の素晴らしい才能とエンターテイメントを作るスタッフ達の技術力」を作品でしっかりとお届けしたいとコメントしています。
■新しい配信公演の提案
配信公演におけるお芝居の演出についても、このような状況下だからこそ、できる限りソーシャルディスタンスや3密回避ができる距離感での演出をあえて試みたいと思っております。4台のカメラと事前用意された映像を巧みに使い、離れた距離感を配信上で感じさせない新しい演劇・配信作品の形を目撃していただけたら幸いです。
■収益は全て「今一番助けるべき人たちへ寄付」するチャリティー公演
本作品における収益は今一番助けるべき人達へ全額寄付されます。寄付先はチケット購入者がそれぞれ選べる形をとります。寄付先は【医療:Peace winds japan(医療従事者を救う)】、【家庭:こども宅食(経済的に苦しいご家庭に食品を届ける)】、【観光:さとふる(全国の旅館やホテルへの寄付)】、【飲食:さきめし(飲食店を助けるための先払いシステム)】の中から選択できる形となっています。全ての寄付候補先とクーチは一切提携関係ではございません。
作品寄付に「エンターテイメント」のジャンルを選択項目から外したことについては、主宰のビー・クワイエットの「芸術は人を助けるためにあるもの」との信念が背景にあります。
■コロナ感染者1万5千人へ無償提供
収益寄付以外に、この状況下でコロナに感染し苦しんだ人々1万5千人の方々へ無償提供されることも決定しました。感染者の方、治癒後隔離中の方や隔離後の方も、陽性を確認できる診断書・またはビジネスホテル隔離に伴う宿泊表等を画像添付し特設サイト受付フォームにて受付することで、全作品の無償提供を受けられる。
■配信演劇に集う魅力的なキャスト
舞台公演版には、Coochから伊藤真麻、そのパートナーに『ハイキュー!!』『カエデソウ』等出演の実力派俳優・瀬良祐介、舞台に声にモーションアクトレスに活躍の幅を広げる期待の若手女優・植野祐美、そして端正な顔立ちに躍動する芝居で人々の心を震わせる北川嵩が主演。さらに天才てれびくんシリーズから子役として活躍する中村有沙や、大人計画「キレイ -神様と待ち合わせした女-」等に出演する羽田謙治などが集結する。
■演劇公演以外のメディアミックス作品も公演日にWeb配信
企画に賛同した様々なクリエイターと共にメディアミックス作品も創られることが決定しました。映像付きボイスドラマではナレーションに「柿喰う客」所属、ミスiD2019にて佐久間宣行賞を勝ち取った期待の若手女優・福井夏がスペシャルゲストとしてコラボレーション。オリジナルサウンドトラックでは、期待の若手指揮者・太田巡が60分もの長尺のオリジナルスコアを書き下ろし。オリジナル漫画版では、第20回JUMP新世界漫画賞佳作&超新星賞受賞の村山隆幸によるオリジナル漫画が誕生!
■作品詳細
「Ebbing House ~ボクたちだけではない、彼方へ」
2020年5月24日
14:00(Bチーム)/18:00(Aチーム)
リアルタイム配信公演
※リアルタイム配信後は録画配信を5月中何度でも観ることができる。
同日
オリジナルサウンドトラック・オリジナル漫画・オリジナル戯曲もWebにて配信
(映像付ボイスドラマはすでに配信中)
エビングハウス特設サイト: https://ebbinghouse.site/
■チケット発売中
チケットは現在絶賛発売中。
クレジット・コンビニ決済: https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/013r4d10xhwsx.html
振込購入:
https://www.quartet-online.net/ticket/ebbing
チケット購入者には、完成したボイスドラマのWeb配信URLがメールにて届きます。
以後、順次作品公開に合わせメールが届くようになります。
■おわりに
このような決断にいたった背景には、TV局の番組収録・エキストラ等を使わない小規模映画撮影等の再開、上記と同様の形での他業種企業のさまざまな活動再開もまた、一つの理由にあります。喜ばしいことに様々なチャリティー企画も世の中に増えてまいりました。我々EbbingHouse2020の活動もまた、一人でも多くの人を笑顔に、そして今現在困窮する様々な方々へ実際に支援をできるよう、関係者一同、力の限り作品完成へ向け邁進したいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
【本件に関するお問い合わせ】
Cooch 制作部
東京都杉並区阿佐谷南1-14-12 201 スタジオ・モレロ
担当者名 : 伊藤
問い合わせ: ticket.coo.ch@gmail.com
ログインするとメディアの方限定で公開されている
お問い合わせ先や情報がご覧いただけます
添付画像・資料
添付画像をまとめてダウンロード
企業情報
企業名 | クーチ |
---|---|
代表者名 | 加藤雄樹 |
業種 | エンタテインメント・音楽関連 |