2017卒採用は早期終了傾向、8月末までに活動終了見込みとの回答が「58.1%」。内定承諾率は「25%以下」が多数で昨年よりも低下【新卒採用企業調査】

ビジネス・人事サービス

人材採用コンサルティング会社の株式会社ジョブウェブは、2016年5月19日（木）～5月26日（木）に、新卒採用実施企業を対象に採用活動に関する実態調査を行い、62社からの回答を得ました。結果、17年卒採用活動の終了時期は早まる傾向となり、8月末までに終了見込みとの回答が「58.1%」となり、昨年同時期の調査と比較し13ポイント増加。終了の目途が立っていない、の回答は7ポイント減少。回答した90%の企業が年内に採用終了を見込んでいるとしており、昨年よりも採用活動期間が短縮される傾向。また、5月末時点の内定承諾率は、25%以下と回答した企業が約半数の「51.9%」。承諾率が50%以上と回答している企業の割合は昨年同時期よりも11ポイント減少。スケジュールの前倒しで、今年は既に内定出しがピークを迎え始めているのに対し、学生側は6月解禁を待つ形で企業への返答を保留にしている状況がうかがい知れる。

人材採用コンサルティング会社の株式会社ジョブウェブは、新卒採用実施企業を対象に採用活動に関する実態調査を行い、62社からの回答を得ました。｛調査期間2016年5月19日（木）～5月26日（木）｝

【調査サマリー】

●17年卒採用活動終了時期は早まる傾向。

17卒採用活動の終了見込み時期について、6月末までに終了を見込んでいるとの回答が計「24.2%」。8月末まで計「58.1%」、9月末まで計「75.8%」となった。

昨年同時期の調査と比較し、8月末までの終了見込みが13ポイント増加。終了の目途が立っていない、の回答は7ポイント減少。回答した90%の企業が年内に採用終了を見込んでいるとしており、昨年よりも採用活動期間が短縮される傾向にあると言える。

●5月末時点の内定承諾率は、昨年同時期よりも11ポイント減少。

5月時点の内定承諾率について聞いたところ、25%以下、と回答した企業が約半数の「51.9%」。26～50%が「9.6%」、51～75%「15.4%」、76～100%「23.1%」と続く。承諾率が51%以上に達していると回答した企業は、回答者数の約4割「38.5%」。

昨年同時期に実施した調査では、内定承諾率が51%以上に達していると回答していた企業は「49.2%」。今年は内定承諾率が、昨年に比べ11ポイント減少している。スケジュールの前倒しで、今年は既に内定出しがピークを迎え始めているのに対し、学生側は6月解禁を待つ形で企業への返答を保留にしている状況がうかがい知れる。

【調査詳細】

1） 2017年卒採用活動終了時期

2017卒採用活動の終了見込み時期について、調査実施の5月までに終了見込みと回答した企業は計「8.1%」。6月末までの見込みが計「24.2%」、8月末まで「58.1%」、9月まで「75.8%」となった。

2）採用活動終了見込み時期昨年同時期との比較

採用活動終了見込み時期については、昨年2015年5月の調査で8月末までに終了見込みと回答していた企業の割合は「45.5%」だったのに対し、今年の当調査では「58.1%」となり、13ポイント増加。