インターナップ・ジャパンが株式会社エヌ・ティ・ティ・データと「最適経路選択」インターネット接続のリセラー契約を締結

インターナップ・ジャパン株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役CEO：奥野政樹）は、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ（本社：東京都江東区、代表取締役社長：岩本敏男、以下「NTTデータ」）と「最適経路選択」インターネット接続に関するリセラー契約を締結いたしました。

国内外で幅広くITサービス事業を展開するNTTデータにとって、高速かつ安定したインターネット通信環境を確保することは、常にサービス品質向上のための重要な課題のひとつとなります。当社の提供する独自技術MIRO（Managed Internet Route Optimizer）による最適経路選択機能（インテリジェント・ルーティング）は、この課題解決に有効であると高く評価され、この度の契約締結となりました。今後NTTデータは、インテリジェント・ルーティングを活用した、より安定性の高いシステム・サービスの提供が可能となります。

通信インフラ設備の水準が高い日本国内においては、CDNサービスや一般的なインターネット接続サービスを用いてビジネス用途のインターネットの通信環境を構築することも少なくありません。しかしながら、エンタープライズ領域においては、通信環境に高速性・安定性といった高い品質が求められるため、従来のインターネット利用においては、遅延やパケットロスをいかに抑えるかといった課題がありました。リアルタイムでデータの送受信を行う金融取引プラットフォームやクラウドベースの業務用アプリケーション等を利用する事業者にとっては、インターネット通信にも通常以上の安定と信頼を求める事業者が多く、こうした事業者はインテリジェント・ルーティングを組み込んだNTTデータのソリューションおよびサービスを利用することで、最適な通信環境でデータ送受信や収集等を行えるようになります。

また、現状のインターネット経由の国際通信においては、平常時は数十ミリ秒の遅延で通信できる通信先であっても、急激なトラフィック変動や障害により数百ミリ秒から数千ミリ秒まで遅延が跳ね上がり、これが原因でサービス運用にも支障が出てしまうことがあります。インテリジェント・ルーティング機能を搭載した高速インターネットの活用により、遅延や障害を回避することで、安定した国際通信サービス運用が実現します。

更に当社の機動性の高さを活かし、状況に応じて最適なネットワークサービスをオーダーメイドで提供するとともに、DDoS対策などのセキュリティーサービスを適宜提案することで、NTTデータの国内外における新規顧客獲得、顧客満足度向上に寄与して参ります。

当社にとりましても、金融・公共・産業と幅広い分野向けに事業を展開するNTTデータとのリセラー契約締結は、同社の有力顧客層へ向けて新たな切り口からのアプローチを可能とするものであり、より多くの事業者に当社のサービスをご利用いただく契機となるものと考えております。