「アフリカの自立支援、大きな一歩」 ザンビアでスピルリナを初収穫

アフリカの将来的な自立を促す活動を行っている一般財団法人 アライアンス・フォーラム財団(東京都中央区 代表理事:原丈人)は、ザンビア共和国にてスーパーフードとして知られる藻の一種「スピルリナ」のパイロット生産を成功させ、屋外試験プールより初収穫を達成、“地産地消”への大きな第一歩を踏み出しました。

この取り組みは、独立行政法人国際協力機構(JICA)の【第5回協力準備調査(BOPビジネス連携促進)】採択案件の一つであり、「アフリカ原産食用藻(スピルリナ)を用いた地産地消型栄養不良改善事業準備調査(BOPビジネス連携促進)」として、アライアンス・フォーラム財団がDIC株式会社より技術支援を受けて2013年12月より進めているものです。本件ではただ栄養価の高い食品を寄付する支援とは一線を画し、少量で高栄養のスピルリナを自国生産することで、途上国が将来的に「自立」して自らの栄養不良の課題を解決できるようになるための活動である点が大きな特徴と言え、今回の収穫成功によりその達成がより現実的なものとなりました。

パイロット生産の目的は、ザンビア共和国の気候下でスピルリナが管理生産できるか検証することです。元となる種株は、環境条件が比較的近いマダガスカルより輸入し、ザンビア大学農学部の協力で研究所レベルでの生産2014年9月より行っていました。そこからルサカ市内の屋外培養プールに移行し無事スピルリナの増殖が確認され、生産から初収穫に至りました。

今回の収穫により、ザンビアにおいてもスピルリナが生産可能であることが実証されたことは、目で見て確認することが大きなインセンティブになるアフリカに於いて、大変重要な壁をひとまず超えられたと言える成果であり、引き続き栄養成分分析他のステップを経て、最終的には現地のニーズに合わせた子供から大人までが楽しめる商品作りにつなげていきます。

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スピルリナを活用する理由

アフリカでは飢餓が問題とされていますが、紛争や災害などによる急性栄養失調と比較して微量栄養素不足による慢性栄養失調の課題が見落とされてきた現実があります。栄養不足は子供の低身長を引き起こし、免疫力低下や脳の発達障害等を引き起こし、長期に渡って負の影響を与えると言われています。スピルリナは、成長に不可欠なたんぱく質、ビタミンやミネラルなどが豊富で、国連関連機関「IIMSAM(イムサム)」が普及に取り組んでいる他、NASAも「未来食」として注目しています。比較的栽培コストが安価で、アフリカの気候にも適したスピルリナは高栄養価なものをより効率的に普及させていくために、ベストな食品と考えられ活用されています。

※写真やプロジェクトの全体像の【参考資料】は、添付資料をご参照ください。

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企業情報

企業名 一般財団法人 アライアンス・フォーラム財団
代表者名 原 丈人
業種 その他サービス

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