ソルベイ、選択的レーザー焼結用途向けに新しいガラス充填「Sinterline Technylパウダー」を発表

高度なポリアミドソリューションのグローバル・リーダーであるソルベイ・エンジニアリング・プラスチックスは、選択的レーザー焼結(SLS)用途に向けて新たに40%ガラスを充填した「Sinterline Technylポリアミド6パウダー製品シリーズ」を発表しました。

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フランス、リヨン - 2014年6月9日 - 高度なポリアミドソリューションのグローバル・リーダーであるソルベイ・エンジニアリング・プラスチックスは、選択的レーザー焼結(SLS)用途に向けて新たに40%ガラスを充填した「Sinterline Technylポリアミド6パウダー製品シリーズ」を発表しました。この新しい材料は、高性能ラピッドプロトタイピングと少量生産品の需要拡大に対応するもので、自動車アンダーフード部品、電子機器、消費者向け製品のエンジニアリングプラスチック用途にフォーカスしています。

ソルベイの実証されたTechnylポリアミドと同じプラスチックケミストリーに基づいたSinterlineは、試作品部品に機能特性を付与し、ビジュアル試作品製造と、PA6またPA66量産成形品との差異を縮めます。

自動車機器のヨーロッパのリーダーであるMecaplast Groupの試作品製造サービスマネージャーのYannig Berthe氏は「現代では、新開発においてラピッドプロトタイピングが、OEMと一次サプライヤに市場投入時間を短縮させる重要な鍵となっています。そして最終製品により近い試作品を作ることで、最終品質試験の効率を高めることができます。」と述べています。

「この40%ガラス強化Sinterlineグレードなどの、高次元の機械特性と熱学的特性を兼ね備えた、機能部品を素早く作ることができる材料が、どのように利益をもたらすか非常に興味があります。」と車両安全システムの世界的なリーダーであるU-Shinの自動車セキュリティー部門担当のAnthony Guerin氏はコメントしています。

この製品によって機能試作品試験の結果が予測可能となり、製造前の試作金型の必要性を減らすとともに、設計から市場投入までの期間を短縮できることで、自動車業界などのOEMと一次サプライヤーは大幅に時間と費用を削減することができます。またSinterlineは、産業用車輛、モータースポーツ、自動車修理保守部品などの少量生産のPA6アプリケーションにも最適です。

ソルベイ・エンジニアリング・プラスチックスの自動車市場マネージャーのAlbert Huangは、「ラピッドプロトタイピングは毎年15%~20%成長しています。新しいガラス充填Sinterlineは、ソルベイがTechnylポリアミドで既に重要な役割を果たしている自動車市場と、その他さまざまな市場においてこの成長を支えるものです。」語っています。

この新しい40%ガラス充填Sinterlineパウダーグレードは、厳しい温度条件下で優れた機械特性を示すほか、23Cで6300 MPaの引張弾性率を有し、ポロジティー(孔率)がわずか1.8%で、未充填Sinterlineの表面外観を損なうことがありません。

企業情報

企業名 ソルベイジャパン株式会社
代表者名 桑原 真
業種 エネルギー・素材・繊維

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