「入社試験に受験料」学生の感想は?< 2015年卒ブンナビ学生アンケート(2013年12月上旬実施)の調査結果を発表>

株式会社文化放送キャリアパートナーズ(本社:東京都港区、社長:竹村勝彦)は、2015年卒業予定の学生を対象とした「2015年卒ブンナビ学生アンケート(2013年12月上旬実施)」の調査結果を発表しました。

株式会社文化放送キャリアパートナーズ(本社:東京都港区、社長:竹村勝彦)は、2015年卒業予定の学生を対象とした「2015年卒ブンナビ学生アンケート(2013年12月上旬実施)」の調査結果を発表しました。本調査は毎年卒業学年の前年9月から翌年6月まで毎月定期的(12月~5月は月2回)に実施し、職業観、就職活動状況、学生生活などを調査しています。
概要は以下の通りです。

【トピックス】
■利用しているSNSはLINEが圧倒的。ただし「ソー活」する学生は減少
学生は就職情報をWeb上から取得することが圧倒的に多く、Web利用環境と就職情報の受け取り方には密接な関係がある。スマートフォンの普及が一気に進んだが、就職活動においてもPCではなくスマホを使う割合が大幅に増えたことがわかった。

Q22
Webにアクセスするツールのうち、もっともよく利用するのは?(択一)
・PC(自宅) 36.6%(-11.4)
・PC(学校) 9.5%(-0.9)
・PC(その他の場所から) 0.9%(+0.4)
・スマートフォン(iPhone) 34.3%(+13.0)
・スマートフォン(Android) 16.9%(+0.2)
※( )内は昨年同時期比

アクセスするツールとしてはスマートフォン(iPhone)が大きく伸び、PC(自宅)が大きく減少した。スマートフォンの合計は50%以上とPCを上回った。

Q25
よく利用しているSNSは?あてはまるものをすべて選んでください(複数選択)
・LINE(ライン) 78.9%(+19.1)
・Twitter(ツイッター) 68.1%(+2.4)
・Facebook(フェイスブック) 55.6%(-8.9)
・mixi(ミクシィ) 6.0%(-14.4)
・Google+(グーグルプラス) 4.3%(+0.3)
・Mobage(モバゲー) 2.7%(-2.5)
・GREE(グリー) 2.5%(-1.7)
・その他 0.9%(-0.1)
・SNSは使わない 5.7%(-2.6)
※( )内は昨年同時期比

毎年大きく変動する項目。8割近くの学生がLINEを利用。一方、Facebookは昨年より1割近く減少した。また2年前は67%の学生が登録しておりトップだったmixiは大きく利用者を減らした。Twitterは3年連続で7割弱と安定。他のサービスとは形態が違うため、影響は受けづらいのかもしれない。

SNSを利用する学生は増加したが、就職活動と結びつく動きは弱かったようだ。一昨年くらいから「ソー活」という言葉が話題になったが、多くの学生に広がることなく終わりそうだ。SNSはアピールする場にもなるが、見られたくない部分を企業に見られるマイナス面も大きいことが理解されてきたことが大きいだろう。

Q26
SNSを利用した「ソー活」を行っていますか?(択一)
・行っている 10.2%(-4.0)
・これから行いたい 18.2%(-4.8)
・行わない 71.6%(+8.7)
※( )内は昨年同時期比


■「入社試験に受験料」学生の感想は?
ドワンゴグループが新卒入社試験に「受験料制度」を導入することが話題になったが、当の学生はどのように感じているのか聞いてみた。
賛否拮抗する結果となったが、任意の記述式設問に52%の学生が回答しており、この件に対する学生の関心の高さが感じられた。

Q31
ドワンゴグループが新卒入社試験に「受験料制度」を導入することが話題になりました。この件に関して、あなたの気持ちに近いものを選択してください(択一)
・意図は理解できる 36.7%(男子45.1% 女子32.9%)
・受験料を取るのはおかしい 43.3%(男子38.3% 女子45.6%)
・どちらともいえない 20.0%(男子16.6% 21.5%)

Q32
Q31を選んだ理由を教えてください(自由記述) ※一部抜粋
【意図は理解できる】
「そこに行きたいという強い熱意のない学生への選考や説明会の負担を減少できるから」(東京大学・文系・男)
「より真剣な学生を採りたいという気持ちはわかるので」(大東文化大学・文系・男)
「学生・企業側双方にメリットがあり、合理性がある。」(早稲田大学・文系・男)
「エントリーするのがインターネットのボタンひとつでできてしまい、学生が簡単にエントリーしてしまうため、意図はわかる。しかしほかの企業も同じことをやり始めたら困惑する。」(東洋大学・文系・女)
「ボタン一つで、簡単に企業エントリーができる時代だからこそお金をとることで就活生がどれだけ自社に本気かというのがわかるからいいと思います。」(聖徳大学・文系・女)
「受験料は寄付に全額回すということで、社会貢献が可能であり、自社利益に回すわけではないので、有効活用しているといえる。||||目的は就職活動生の数を減少させ、企業に対する熱意を確認する意図も含まれていると思われるため。」(亜細亜大学・文系・女)

【受験料をとるのはおかしい】
「すでにお金がなくて十分に就活ができない人だっている就活。そんなただでさえお金がかかる就活に、さらにお金がかかるようになってしまう。」(大阪大学・文系・男)
「寄付を目的とした受験料徴収には納得がいかない。なぜならば、就活生は、まだその会社には帰属しておらず、あくまで社外の人間だからである。また、寄付を目的とするならば、入社後の1年目の給与から天引きするなど、様々な慈善行為を期待することは可能である。ドワンゴグループが、安易な受験を就活生に回避させる目的であれば、他の手段はいくらでも考えられうるので、受験料徴収に限定される必要は全くない。」(横浜国立大学・文系・男)
「受験料は全額寄付し、モラルハザードを回避することができる。しかし、地理的条件を配慮したとしても、首都圏の学生が負担をして地方の学生は負担しないという制度はおかしいと思う。」(日本大学・文系・男)
「ドワンゴグループだけならまだしも、他の企業でも受験料を取られるようになったら金銭的な理由で、就活生はまともに就活できなくなってしまう。」(産業能率大学・文系・女)
「まず主旨がおかしい。大学のように、授業料を""払う""ことで教育を""与える""のならgive and takeなので理解できるが、企業の場合はそれとは違う。企業の場合、その企業のために働いてくれる人材を選ぶのであり、企業に入ることそれ自体が目的なのではない。また、社員はその企業で働き、その企業から給料を受け取るのに、最初の段階で「お金を払って企業に入る」という考えは矛盾している。もし仮に、「企業も社員とのgive and takeの関係にある」というのだとしても、そこでのgive and takeは、社員教育をすること(give)で会社に利益が出るようにする(take)ということなので、結局すべて会社のための働きかけでしかない。よって、入社試験に受験料制度を導入することに反対である。」(早稲田大学・文系・女)

【どちらともいえない】
「お金を払ってでも受験したい、その会社に就職したいという強いモチベーションを持った学生を選抜できるため、企業にとっては利益がある。しかし、学生にとっては、受かる可能性が低いのにお金を払うのは理不尽に感じる。」(お茶の水女子大学・文系・女)
「軽い気持ちで選考に臨む人は減り良さそうだが、他の方法もあるのでは、と思います。」(静岡大学・理系・男)
「意図は理解できるが、このやりかたに納得がいかない。結局一次面接の先着で返金されるのであれば、あまり意味がないように感じる。これでは“入社に対する学生の本気”ではなく“一次面接で返金されるお金のための学生の本気”を計っているようにしか見えない。(以下略)」(名古屋大学大学院・理系・女)

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トピックスで触れた設問以外にも、今回調査では全33問を学生に質問しています。
調査結果をご覧になりたい方は、弊社ホームページより資料請求ください。
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【2015年卒ブンナビ学生アンケート(2013年12月上旬実施)調査概要】
調査対象:2015年春就職希望の「ブンナビ!」会員大学生・大学院生
調査期間:2013/12/4~12/11
調査方法:Webアンケート
有効回答数:1145件

企業情報

企業名 株式会社文化放送キャリアパートナーズ
代表者名 平田眞人
業種 ビジネス・人事サービス

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