就活中に「大学名による就職格差」を感じた学生が7割超< 2014年卒ブンナビ学生アンケート(2013年5月上旬実施)の調査結果を発表>

株式会社文化放送キャリアパートナーズ(本社:東京都港区、社長:竹村勝彦)は、2014年卒業予定の学生を対象とした「2014年卒ブンナビ学生アンケート(2013年5月上旬実施)」の調査結果を発表しました。

株式会社文化放送キャリアパートナーズ(本社:東京都港区、社長:竹村勝彦)は、2014年卒業予定の学生を対象とした「2014年卒ブンナビ学生アンケート(2013年5月上旬実施)」の調査結果を発表しました。本調査は毎年卒業学年の前年9月から翌年6月まで毎月定期的(12月~5月は月2回)に実施し、職業観、就職活動状況、学生生活などを調査しています。概要は以下の通りです。

【トピックス】
■定点調査 文系学生の内定率が昨年より減も、3社以上の内定保有者は増加
今回調査の就職活動状況は下記の通り。
・平均会社説明会参加社数 23.7社(昨年同時期24.1社)
・平均選考試験参加社数 17.9社(昨年同時期17.1社)
・現在選考参加中企業数 3.0社(昨年同時期3.1社)
・内々定保有率 56.2%(昨年同時期57.8%)
・複数企業から内々定 24.4%(昨年同時期26.0%)
 ※3社以上から内々定 13.5%(昨年同時期9.6%)

内々定保有率は全体では56.2%と、昨年同時期比1.6%減だが、文系・理系で状況は大きく異なる。
【文系】
・未内定 48.4%(昨年同時期43.8%)
・1社内定 30.2%(昨年同時期31.1%)
・2社内定 10.3%(昨年同時期16.8%)
・3社以上内定 11.1%(昨年同時期8.3%)
【理系】
・未内定 31.9%(昨年同時期38.4%)
・1社内定 36.1%(昨年同時期37.5%)
・2社内定 12.5%(昨年同時期15.3%)
・3社以上内定 19.4%(昨年同時期12.5%)

理系は昨年より6.5%も内定保有率が上がっているが、文系は4.6%減と対照的だ。
ただし、3社以上内定の学生は文系、理系とも増加している。
内定を取れる学生と取れない学生がより明確になっているということであり、
企業にとっては内定辞退が増えるリスクともなる。

また、就活継続中学生の4月下旬の就活状況は、「第一志望以外の企業」、「Webテスト」など選考初期段階を受験している学生が昨年より多く、長期の就活になることが予想される。
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■「大学名による就職格差」を感じた学生が7割超
就活時にかなりの学生が気にする、学校名による就職の有利不利を実際の活動の中で感じたかを聞いた。

Q.実際に就活を行なってみて、「大学名による就職格差」はあると感じましたか?
 あると感じた方は自分にとって有利・不利どちらと感じましたか?

・「ある」と感じた。優遇されていると感じる事が多かった 17.5%
・「ある」と感じた。冷遇されていると感じる事が多かった 17.7%
・「ある」と感じた。有利・不利どちらともいえない 36.2%
・大学名による就職格差を感じることはなかった 21.7%
・考えた事がなかった 7.0%

「ある」と感じた学生が計71.3%だった。
感じたシチュエーション(複数選択)では、下記のようになった。
・ES、応募書類の扱い 52.7%
・他の学生と情報交換をした際に 44.3%
・選考参加時 43.9%
・説明会申込時 33.0%
・説明会参加時 19.7%
・選考申込時 19.3%

「テストセンターの出来が悪い気がしたのに書類選考の通過率が良かった」(一橋大学・文系・男)、「違う大学の友人と同時に説明会を申し込もうとすると、自分は空席ばかりだったが、彼の画面では満席ばかりだった。」(慶應義塾大学・文系・男)、「ある企業の抽選制セミナーに申し込んだ際、同じ学部の友人は全員参加出来なかったが偏差値の高い学部の友人は全員が当選していた」(早稲田大学・文系・女)、「企業の説明会で、学歴で切られるとハッキリ言われた」(成蹊大学・文系・女)、「学部と大学院で学校が違うことがわかった途端に態度が一変」(九州大学大学院・理系・男)

学校だけでなく、学部の違いで扱いの違いを感じることも多いようだ。

ただし、大学名を選考材料とすることについて「よくない」と考える学生は25.9%に留まった。
是とするものでは、「大学入学までのその人の努力の証だから」(慶應義塾大学・文系・男)の意見が多かった。
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■企業研究する時に気にする情報に男女差
就職ナビで企業研究をする際、どの情報を気にしているかを聞いた。

・会社の事業内容 85.7%(男84.0%、女86.7%)
・社風・雰囲気 71.1%(男69.6%、女72.0%)
・具体的な仕事内容 67.6%(男65.6%、女68.7%)
・勤務地 57.1%(男44.8%、女64.5%)
・経営理念・ビジョン 49.4%(男42.4%、女53.6%)
・離職率 44.9%(男48.8%、女42.7%)
・業績(売上・利益など) 42.9%(男55.2%、女35.5%)
・平均年収 41.1%(男56.0%、女32.2%)
・平均的な残業時間 33.0%(男33.6%、女32.7%)
・休暇のとりやすさ 32.1%(男28.8%、女34.1%)
・評判・口コミ 31.5%(男32.8%、女30.8%)
・先輩社員情報 30.7%(男25.6%、女33.6%)
・結婚・出産後の働きやすさ 27.4%(男5.6%、女40.3%)
・研修制度 25.0%(男20.8%、女27.5%)
・オフィス内などの写真 6.8%(男6.4%、女7.1%)

会社の事業内容、社風・雰囲気、具体的な仕事内容のトップ3は男女とも同じだったが、勤務地は20ポイントほど女子の注目率が高く、業績(売上・利益など)、平均年収は男子の注目率が高かった。
企業研究においても、男子が企業軸で考えるのに対し、女子が自分軸で考える傾向が強いことがわかる。
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上記でご紹介した設問も含め、今回調査では計39問を学生に実施しています。
すべての結果を掲載した調査レポートをご希望の方は、文化放送キャリアパートナーズ ホームページより資料請求ください。

【2014年卒ブンナビ学生アンケート(2013年5月上旬実施)調査概要】
調査対象:2014年春就職希望の「ブンナビ!」会員大学生・大学院生
調査期間:2013/5/1~5/10
調査方法:Webアンケート
有効回答数:401件(定点質問512件)

企業情報

企業名 株式会社文化放送キャリアパートナーズ
代表者名 平田眞人
業種 ビジネス・人事サービス

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