1台のPCから最大16台のUSB-IF付きFPGAボードを制御できるソフトウエアを無償提供

長野県の最先端技術開発ベンチャー企業、プライムシステムズ社は、1月18日、論理設計者やシステム開発者を対象としたUSB2.0対応FPGA開発ボード『Smart-USB Plus』とUSB3.0対応FPGA開発ボード『Smart-USB Sigma』の各製品に利用できる新しい制御ソフトウエアを無償提供することを発表しました。
この制御ソフトウエアにより、1台のホストPCに最大16台のFPGAボードを接続し制御することができ、それぞれのボードに対してFPGAの再コンフィギュレーション、ハードウエア・レジスタ制御、高速データ転送ができます。　また、このソフトウエアをカスタマイズすることにより、最大128台のボード制御が可能です。
1台のホストPCからFPGAボードを組み込んだ複数のシステムを制御できるので、多数のセンサデータ収集やセンサ設定、200本を超えるような配線システムの検査など、従来1台のFPGAボードでは対応できなかったシステムでも、FPGAボードを複数台用意することで簡単に実現できるようになります。　

【主な適用分野】
検査機器開発
センサ・ネットワーク制御
AD/DAコンバータ制御

【Smart-USB Plus/Sigma製品ファミリについて】
USB2.0/USB3.0 インタフェースとFPGA を組み合わせたシステム構築を目的とした「システム開発ボード」です。USB インタフェースをあらかじめ実装し、ボード利用者がUSB に関する専門知識がなくてもUSB 機能を活用できる機能があります。2004 年の製品ファミリ発売以来、FPGA規模や基板構成のバリエーションを拡大し、さまざまな用途に適応するボード製品をラインナップしています。　すべての製品は部品を除き国内生産です。