トロントにて開催中の国際エイズ会議にて、人道支援組織CAREが表明−貧困の克服がエイズとの闘いへの鍵

人道支援組織であるCAREは、現在、トロントで開催中の国際エイズ会議にて、参加する政策決定者や実務家に対し、貧困と病気の蔓延への重要な対処法として「食糧と収入の安定」をHIV/AIDS戦略に盛り込むよう要求します。

貧困の克服がエイズとの闘いへの鍵
人道支援組織CAREが表明

人道支援組織であるCAREは、HIV/AIDSとの闘いは貧困が克服されない限り成し遂げられないと伝えます。CAREは、現在、トロントで開催中の国際エイズ会議に参加する政策決定者や実務家に対し、貧困と病気の蔓延への重要な対処法として「食糧と収入の安定」をHIV/AIDS戦略に盛り込むよう要求します。

「貧困がHIV/AIDSの蔓延を加速させる一方で、病気の蔓延が貧困と不平等を生み出しています。エイズに打ち勝つためには、何かが変わらなくてはなりません」。CAREカナダの事務局長 A. John Watsonは言います。「栄養のある食糧と安定した収入は、HIVと共に生活する人々の健康にとって重要です。健康であれば、働き続けることができ、家族や地域コミュニティに貢献することができます。しかし、感染していなくとも空腹で貧しい人は、毎日を生き延びるために危険な行為を行い、それがエイズの蔓延につながります」。

CAREは、40カ国で実施されている150のHIV/AIDSプログラムを通し、予防と治療、ケア、サポートをコミュニィティと共に行っています。HIV/AIDS保持者や感染者、脆弱な人々が、栄養食品や安定した収入をきちんと手にできないという悪循環により、コミュニティは損害を受けています。

HIV/AIDSを効果的に対処するためには、女性や女子が最も重要視されねばなりません。ジェンダーに関する問題が、食糧や収入の安定、HIV/AIDSに密接に関連しています。一般的に、食糧生産や料理の仕度、エイズを発症した家族の世話をするのは女性です。しかし、女性の収入や交渉力は限られています。

「女性の重要な役割に目を背けることは、ただでさえ脆弱な女性の立場をさらに悪化させ、エイズとの闘いをより困難なものにします」。国際エイズ学会の会長で国際エイズ会議の共同議長でもあるCARE USAの事務局長 Dr. Helene Gayleは言います。

16カ国から集まったCAREの代表は、国際エイズ会議において、成功事例を参加者と共有し、発展途上国が抱える課題を提示します。その専門家らは、アフリカ、アジア、ラテンアメリカから集まり、英語、仏語、スペイン語、ドイツ語、スワヒリ語、ポルトガル語、ベトナム語、タイ語でのインタビューに応じることができます。また、Dr. Helene Gayleは、すでにBBCをはじめ、さまざまなメディアからのインタビューに対応しています。トロントにて取材をご希望されるメディアの方は、以下までご連絡ください。

(財)ケア・インターナショナル ジャパン マーケティング部広報担当 菅沼
Tel. 03-5950-1335 Email. m.suganuma@careintjp.org

*写真は、記者会見に出席するDr. Helene Gayle(右)




企業情報

企業名 財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
代表者名 関口 房朗
業種 未選択

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