「高校生の読書と受験」に関する調査

学習塾「栄光ゼミナール(URL: http://www.eikoh-seminar.com)」が「高校生の読書と受験」に関し、大学又は短大に進学予定の高校1〜3年男子/女子に対し、インターネットリサーチを2009年12月26日〜12月29日の4日間で実施し、男子500名、女子500名、合計1000名の有効回答を回収しました。

〜「高校生の読書と受験」に関する調査〜

◆進学予定の高校生の読書量、男子1.3冊、女子1.7冊
◆ケータイ小説やオンライン小説の閲覧回数、女子高校生は月平均7.5回
 大学または短大に進学予定の高校1〜3年生に、どれ位の頻度で文学作品や小説の本を読んでいるかを単一回答にて聞いたところ、全体では「1週間に2冊以上」8.3%、「1週間に1冊位」10.1%、「2〜3週間に1冊位」12.7%、「1ヶ月に1冊位」17.6%、「2〜3ヶ月に1冊位」9.9%で、「ほとんど読まない/全く読まない」は24.1%と全体の4分の1であった。全体の月平均の読書量は加重平均値1.5冊で、属性別で見ると男子1.3冊、女子1.7冊と女子の方が多く、また、「国語が非常に得意」とする人は2.7冊で、他に比べて月平均1〜2冊読書量が多かった。
 同様に、どれ位の頻度でケータイ小説やオンライン小説を読んでいるかを単一回答にて聞いたところ、全体では「ほとんど読まない/全く読まない」が丁度50.0%を占めていたが、読んでいる人の中では「毎日」が最も多く13.6%、これに「2〜3日に1回位」9.8%、「1週間に1回位」7.1%、「1ヶ月に1回位」4.5%が続いていた。
 これを属性別で見ると「毎日」は女子が17.4%、男子が9.8%となっており、また、月平均の閲覧回数は男子4.2回、女子7.5回と、本と同様に女子の方が多く読んでいる。また、「国語がやや得意」とする人は7.5回で高かった。

◆女子高校生がケータイ小説やオンライン小説を読む目的、「恋愛の疑似体験」28%
◆人気の小説作家1位「山田悠介」
◆人気のケータイ小説作家1位「美嘉」
◆「文学作品や小説を自分で書いたことがある」男子高校生9%、女子高校生32%
 1年に1冊以上文学作品や小説を読む高校生759名に、作品を読む目的を複数回答にて聞いたところ、全体では「面白いから」が最も多く79.1%、これに「興味のある内容だから」65.9%、「色々な知識が身につくから」40.4%、「国語力が身につくから」28.2%、「シリーズものだから」27.1%、「通学時の電車/バス乗車の時間つぶしで」23.8%が続き、中には「国語以外の勉強に役立つから」12.0%、「入試の試験問題に出る可能性があるから」4.5%といった受験を意識した回答も見られた。
 1年に1回以上ケータイ小説やオンライン小説を読んでいる高校生500名に、作品を読む目的を複数回答にて聞いたところ、全体では「面白いから」70.6%と「興味のある内容だから」48.2%が文学作品や小説を読む場合と同様に上位2つであり、これに「通学時の電車/バス乗車の時間つぶしで」34.2%、「泣けるから」30.2%、「恋愛などを疑似体験できるから」22.2%といったものが続き、娯楽的な目的が上位であった。
 これを文学作品や小説(本)、ケータイ小説やオンライン小説(ネット)の媒体比較で見ると、「色々な知識が身につくから(本40.4%/ネット11.6%)」や「国語力が身につくから(本28.2%/ネット4.4%)」の様に、全体としてネットよりも本の方が一般教養や学力向上を目的にしている傾向が見られる。また、女子高校生がケータイ小説やオンライン小説を読む目的は、「泣けるから」35.8 %、「恋愛などを疑似体験できるから」28.2%と、本に比べて高かった。
最も好きな文学作品や小説の作家を自由回答にて聞いたところ、「山田悠介(やまだ ゆうすけ)」が8.8%で最も高く、「東野圭吾(ひがしの けいご)」7.4%、「夏目漱石(なつめ そうせき)」4.6%、「乙一(おついち)」4.3%、「あさのあつこ」4.0%がトップ5であった。
 最も好きなケータイ小説またはオンライン小説の作家を自由回答にて聞いたところ、「美嘉(みか)」が16.4%で最も人気があり、「メイ」3.0%、「Yoshi(よし)」1.8%、「chaco(ちゃこ)」1.4%が僅かに挙げられた。また、「美嘉」は男子(7.1%)よりも女子(21.8%)によく読まれている。
 文学作品や小説を書くことについて、また、ケータイ小説やオンライン小説を書くことについてどの様に思うかを、それぞれ単一回答にて聞いたところ、全体では、「これまでに、自分で書いたことがある」が、文学作品や小説で20.6 %、ケータイ/オンライン小説で16.5%となり、両方とも二桁の経験率であるが、性別比較では、文学作品や小説(男子9.4 %/女子31.8 %)、ケータイ/オンライン小説(男子8.0%/女子25.0%)共に女子の方が書いたことのある割合が男子の3倍程度となっている。「自分で書いたことはないが、書いてみたい」(「非常に書いてみたい」+「やや書いてみたい」計)は、全体で、文学作品や小説が38.0%、ケータイ/オンライン小説が28.8%で、書いてみたい意向は文学作品や小説の方が10ポイント程高かった。

◆ケータイ小説やオンライン小説の感想や批評を「ブログなどに書き込み」2割超
◆ケータイ小説やオンライン小説題材の映画視聴経験、女子高校生4割超
 ケータイ小説またはオンライン小説の感想や批評を「ブログ」や「サイト」で閲覧をしたり、書き込みをしたことがあるかどうかを単一回答にて聞いたところ、全体では、「閲覧だけしたことがある」が43.6%で、「書き込みだけしたことがある」1.3%、「閲覧と書き込みの両方したことがある」20.2%であったが、「閲覧も書き込みも、両方したことが無い」は34.9%となった。
 これを国語が得意な程度別に見ると、「国語が非常に得意」とする人は「閲覧と書き込みの両方したことがある」が33.5%と、それ以外の人に比べ高かった。
ケータイ/オンライン小説を題材にした映画を映画館で見たことがあるかどうかを単一回答にて聞いたところ、全体で「ある」が30.9%、「ない」が69.1%であった。
 これを属性別で見ると、男子の経験率は19.4%の一方、女子は42.4%で2倍以上の開きがあった。また、ケータイ小説/オンライン小説の閲覧頻度別では、閲覧頻度が高い「毎日」、「1週間

に1〜3回」、「1ヶ月に1〜2回」の読者は40%台で高かったが、「ほとんど読まない/全く読まない」人は19.8%と大きな差が見られた。

◆感動できる大学受験の合否確認は「学校の掲示板を自分で見て」8割弱
◆進学希望、男子は「国公立理系」、女子は「私立文系」が人気
 現在通っている高校の入試の合否発表を、一番最初にどのようにして確認したかを単一回答にて聞いたところ、「学校の掲示板を自分で見て」が最も高く58.4%で、これに「学校からの合格通知の郵便を受け取って」の20.5%が次いで、この2つで約8割を占めた。また、「PCで学校のホームページの合格者受験番号一覧の掲示を見て」3.0%、「ケータイで学校のホームページの合格者受験番号一覧の掲示を見て」0.5%のようなネットを使用した確認方法も見られるが、まだ少数派である。
 大学受験の合否発表をどのようにして確認すれば、最も感動できると思うかを単一回答にて聞いたところ、「学校の掲示板を自分で見て」が76.8%となり、8割弱の人がその学校に行き、自分の目で確認することが感動できるとしている。また、「学校からの合格通知の郵便を受け取って」14.4%が高校入試同様2番目であった。
 大学進学の希望を単一回答にて聞いたところ、全体では「国公立の理系」が30.9%で最も高く、これに「私立の文系」25.3%、「国公立の文系」23.1%、「私立の理系」12.5%が続いた。これを性別で見ると、男子は「国公立の理系」39.0%、女子は「私立の文系」32.4%が最も高かった。
  
◆女子高校生の5割弱は「推薦入学」を検討
◆「マークシート方式」は学年が上がるほど好き
 大学への進学方法はどのようなものを検討するか、複数回答にて聞いたところ、全体では「一般入試」75.8%、「推薦入学」39.2%、「AO(アドミッションズ・オフィス)入試」15.4%、「内部進学」2.6%となった。
 「推薦入学」を検討する割合は、属性別で見ると、女子高校生46.0%、男子高校生32.4%という結果となった。また、「一般入試」を検討する割合では、大学の進学希望別で見ると、「国公立文系/理系」が90%前後、「私立文系/理系」が60%台となった。
 また、入学試験の回答記入方法で、最も好きなものは何かと単一回答にて聞いたところ、全体では「マークシート方式」が最も高く43.5%で、これに「選択式(記号で回答する)」32.7%、「記述式(文章で回答する)」12.2%、「特にない」11.4%が続いた。
 「マークシート方式」は、属性別で見ると、「高校1年生」32.5%、「高校2年生」37.7%、「高校3年生」56.0%と学年が上がるにつれ、好きになっていく傾向が見られた。


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栄光ゼミナール 広報室 担当:横田・倉重
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Eメール :yokota@eikoh.co.jp
受付時間 :10時00分〜17時30分(月〜金)

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塾長  :吉永 剛
設立 :昭和55年7月
所在地 :東京都渋谷区神宮前6-19-13
業務内容 :小学生・中学生・高校生の学習指導・進学指導

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企業情報

企業名 ネットエイジア株式会社
代表者名 三清慎一郎
業種 ネットサービス

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