ネットクリアスシステムズ、超低消費電力ネットワークプロセッサでTCP/IP 500Mbpsを達成

ネットクリアスシステムズ株式会社は高性能ネットワークプロセッシングLSI、NCL1000を90nmプロセスで試作開発し、TCP/IPスループット500Mbps超を達成しました。このときの消費電力はわずか300mWでした。NCL1000は従来組込系で難しかった数百MbpsのTCP/IP性能を超低消費電力で実現できることを実証しました。

プレスリリース 2009年9月24日

報道関係各位
                       ネットクリアスシステムズ株式会社
                       (http://www.netcleus.co.jp)

「ネットクリアスシステムズ、超低消費電力ネットワークプロセッサでTCP/IP 500Mbpsを達成」

ネットクリアスシステムズ株式会社(本社:神奈川県大和市、代表取締役 丸山修孝、以下「ネットクリアス」)は高性能ネットワークプロセッシングLSI、NCL1000を90nmプロセスで試作開発し、TCP/IPスループット500Mbps超を達成しました。このときの消費電力はわずか300mWでした。NCL1000は従来組込系で難しかった数百MbpsのTCP/IP性能を超低消費電力で実現できることを実証しました。

NCL1000は、当社のオリジナルプロセッサ技術ARTESSO (Advanced Real Time Embedded Silicon System Operator) とGiga bit Ethernetを統合した高性能ネットワークLSIです。ARTESSOはハードウエア化したリアルタイムOSと32bit RISC CPUを統合した全く新しいプロセッシング技術です。この技術をネットワーク処理に適用することにより、従来技術に比較し10倍以上の性能、1/10以下の消費電力を実現することができます。またARTESSOではTCP/IP等のプロトコルはファームウエアで実装されるため、バグ修正、機能追加も可能です。

NCL1000において500Mbpsのスループットを実現したときの動作クロックはわずか150MHzです。NCL1000は自らダイナミックに動作クロックを変更することができます。したがって500Mbpsのスループットが必要ないアプリケーション、またはネットワーク待ち受け時における低消費電力化が要求されるアプリケーション等において、動作クロックをダイナミックに下げることにより消費電力をさらに減少させることが可能です。

ARTESSOは低動作クロックで高性能を実現できるためIPコアとして大変使い勝手が良く、容易に高速TCP/IPを内蔵したカスタムLSIを実現できます。また45nmプロセスを使用することにより動作クロックを300MHzに上げ、1GbpsのTCP/IPスループットを実現することも可能です。ARTESSOの超低消費電力ネットワーク処理技術はEthernetだけでなく100Mbpsを越える高速無線LANやLTE等次世代の高速無線通信分野においても大きな期待を持つことができます。

【会社概要】
社 名 : ネットクリアス システムズ株式会社
本 社 : 神奈川県大和市大和東 3-5-3 第一前田ビル3階
設 立 : 1997 年9 月
資本金 : 50 百万円(2009年9月現在)
代表者 : 丸山修孝
事業概要:ネットワークプロセッサIP CoreおよびLSIの開発・販売
U R L : http://www.netcleus.co.jp


本件に関するお問合せ先:開発本部  担当:清野
Tel: 046-200-5730  Fax: 046-200-5731
E-mail: inquiry@netcleus.co.jp

企業情報

企業名 ネットクリアスシステムズ 株式会社
代表者名 丸山修孝
業種 コンピュータ・通信機器

コラム

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