ラティス・テクノロジー、XVLとPDFの3D相互変換を実現 −ドキュメント分野など3Dデータの適用範囲拡大−

ラティス・テクノロジー株式会社 (代表取締役社長 鳥谷 浩志)は、文書配布の標準フォーマットであるPDF内の3Dデータと3Dデータ軽量形式XVLとを相互変換するソフトウェアを開発し、新製品「XVL Plug-in Ver.1.0 for Adobe(R) Acrobat(R) 3D」として、2007年11月16日より発売します。

2007年11月1日、東京 (日本) − ラティス・テクノロジー株式会社 (代表取締役社長 鳥谷 浩志、以下ラティス)は、文書配布の標準フォーマットであるPDF内の3Dデータと3Dデータ軽量形式XVLとを相互変換するソフトウェアを開発し、新製品「XVL Plug-in Ver.1.0 for Adobe(R) Acrobat(R) 3D」(以下、本製品)として、2007年11月16日より発売します。

本製品は、PDFを開発したアドビ システムズ社のAdobe Acrobat 3Dを利用し、3D CADデータをXVLに直接変換する機能を実現しました。アドビ システムズ社のAdobe Acrobat 3Dは、ダッソー・システムズのCATIA V5、シーメンス PLM ソフトウェアのUG-NX、PTCのPro/ENGINEER、ソリッドワークスのSolidWorksなど、製造業で幅広く利用されるほとんどのCADデータを読み込むことが可能なため、本製品を用いることで、これらのCADデータを直接、XVL形式に変換できるようになりました。

XVLは、製造業で普及が進む3Dデータ形式です。製造部門やドキュメント制作部門で活用するための豊富なアプリケーションが用意されているため、本製品とあわせて利用することで、より手軽に3Dデータを活用することが可能です。たとえば、本製品とラティスのXVL編集ツール「XVL Studioシリーズ」を連動させて利用した場合、3D CADデータを直接 「XVL Studioシリーズ」に読み込み、3D CADデータを利用したイラスト作成や、3Dアニメーションの定義をすることが可能になります。

また、本製品では、XVLをPDF内に取り込み、3Dデータ付きの文書として配布することも可能です。「XVL Studioシリーズ」で、部品配置や色の変更、部品の表示・非表示の切り替えといった編集を加え、その結果をPDF内に保存することで、ものづくりの現場で必要とされる3D情報付きの文書を簡単に作成することができるようになりました。本製品で実現したPDFとXVLの3Dデータ相互変換は、形状、製品の構成情報、色、CADで設定した部品名称や設計者名などのプロパティ情報を対象としています。なお、本製品を利用するためには、Adobe Acrobat 3D Version 8が必要です。

ラティスは、本製品の発売により、より安価で手軽な3D活用の方法を提案することで、3D CADで作成されたデータ活用の裾野を大きく広げていく考えです。



<用語解説>

■XVL
「XVL」 (eXtensible Virtual world description Language) は、XML(eXtensible Markup Language) をベースとした超軽量3D表現として、ラティスが提唱する表現形式です。XVLを用いることで、3D CADなどで生成されたデータを数百分の1にまで軽量化することができます。また、メモリが少ない環境で巨大な3Dデータを高速表示する技術の実装により、ネットワーク環境での3Dデータ共有に最適な形式です。さらに、XVLに変換されたデータは、無償のXVL Playerで閲覧が可能です。( http://www.lattice.co.jp/ )。

現在、XVLをベースとした技術文書を作成する製品群や、干渉チェック機能を搭載したビューワ製品などが市場で高く評価されています。ラティスの XVLは世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の会社で採用されています。3Dデータの精度とアセンブリ構造データを保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デジタルモックアップ、シミュレーション、パーツカタログなどの用途に活用されています。製造業大手では、3D CADの普及により蓄積した3Dデータの有効活用を目的に、XVL製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及が進んでいます。

■XVL Studio
XVLファイルのオーサリングから、形状確認、アニメーション作成、さらには協調設計におけるデザインレビューと幅広い場面でソリューションを提供する XVL 編集ツールです。


<会社概要>

■ラティス・テクノロジー株式会社概要
ラティス・テクノロジー株式会社はネット上でのグラフィックスソリューションを提供するために1997年10月、慶応義塾大学の千代倉弘明教授(現取締役)らが中心となって設立したソフトウェアベンチャ企業です。「XVL」技術の研究開発と標準化、CADやCGデータをXVLに変換し、これを編集してネット配信可能にするXVL製品群を開発提供しています。「XVL」を最適処理するネット指向3Dコンポーネントソフト、XVLカーネルをベースにネットワーク上でのグラフィックスソリューションを幅広く提供しています。

ラティス・テクノロジー株式会社
本社 :〒102-0074 東京都千代田区九段南3-8-11飛栄九段ビル4F
TEL : 03-5212-5121 / FAX : 03-5212-5122
ホームページ : http://www.lattice.co.jp/
E-mail : casual3d@lattice.co.jp
代表取締役社長 : 鳥谷 浩志
資本金 : 6億8875万円
設立 : 1997年10月



<お問い合わせ>

当リリース記事に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

ラティス・テクノロジー株式会社 営業統括本部 マーケティング室 
松浦 真弓 E-mail:matsuura@lattice.co.jp / TEL : 03-5212-5121


XVLはラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
Adobe およびAcrobatはAdobe Systems Incorporated(アドビ システムズ社)の米国ならびに他の国における商標または登録商標です。
その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

《関連URL》
http://www.lattice.co.jp/

企業情報

企業名 ラティス・テクノロジー株式会社
代表者名 鳥谷 浩志
業種 その他製造業

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